正倉院文様

正倉院は、もと東大寺に付属していた大蔵で、建造は奈良時代、大仏開眼前後と言われています。

 

■正倉院の宝物は聖武天皇ゆかりの品々で、仏具、武器武具、文房具、楽器、調度品、服飾品、食器など多種多様です。なかでも染織品は十数万点におよぶといわれ、これらを総称して「正倉院裂」と呼んでいます。正倉院文様とは狭義には正倉院裂の文様をさしますが、宝物の楽器などを写した文様も正倉院文様と呼ぶことがあります。

 

■異国的な雰囲気を持つ正倉院文様

シルクロードの終着点といわれる正倉院。その宝物は国際色豊かで、中国や西域(ペルシア)からの舶来品も多く見られます。また、百済からの渡来人によって制作されていた宮廷用の染織品も舶来品の影響を強く受け、平安時代の和風の文様に比べて、異国的な雰囲気が特徴です。

 

■代表的な文様は唐花文、葡萄唐草文、狩猟文、獅噛文、双龍文、宝相華文、連珠円文、花鳥文、などで、錦、綾、羅、綴などに織り出されています。

 

■礼服の文様にふさわしい風格

華やかで異国的な正倉院文様は、宮廷で使われた品々の文様なので、品格があり、現代は主に礼装用の帯の文様として用いられ、独自の風格が愛されています。

 

 

 

 


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