信州紬 – 上田紬・飯田紬 長野

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信州は越後と並ぶ紬の宝庫です。江戸初期、信州の各藩が養蚕を奨励したことから、信州全域は一軒に一紬といわれるほど紬の産地になりました。明治以降は紬の生産が下火になりましたが、戦後、再び生産が活発になり、今では上田、飯田、松本、伊那、岡谷をはじめ、27の市町村で織られ、昭和50年に信州紬として伝統的工芸品に指定されています。

伝統的工芸品に信州紬とは、縦糸に真綿の手紡ぎ糸、生糸、玉糸、山繭糸のどれかを使い、よこ糸に玉糸か真綿の手紡ぎ糸を手投げ杼で織ったもの、絣柄は手括りによるものをいいます。

養蚕が盛んだった伝統から、信州紬は糸に対するこだわりが強く、紬糸のバリエーションが豊富です。わけても山繭紬は信州紬ならではのもの。染色には草木で染めた糸もよく用いられます。織り柄は格子と縞が中心です。また、信州には糸染めから手織りまでを一人で手がける染織り作家も多く在住しています。

●上田紬
大島、結城と並んで、江戸時代は日本3大紬として一世を風靡した上田紬。井原西鶴の著作にもその名前が見え、300年の歴史を持つ紬です。打ち込みがしっかりしたこの紬は、裏地を3度変えるほど着ても丈夫なことから、三裏紬ともいわれました。現在、手織りと機械織りの紬がありますが、手織りは伝統の技法を生かした縞と格子柄、機械織りは現代的な絣柄が中心。手織りの上田紬は、経糸に絹糸、よこ糸に手紡ぎ糸を使います。

●飯田紬
飯田では長い間、手引き糸を各地に出荷していましたが、自家用紬として織り続けられていた紬が商品化されたのは上田紬よりずっとあとで、幕末の頃。飯田格子という名が出来るほど、柔らかな味わいの格子柄が人気を呼びました。現代の飯田紬は、柄より織り味を重視して、手紡ぎの節糸などをいかしたぼかしのあるものが多くみられます。

 

信州紬をWikipediaで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%A1%E5%B7%9E%E7%B4%AC

日本の伝統工芸士
http://www.kougeishi.jp/list_by_kougeihin.php?kougeihin_id=6

 

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黄八丈 東京

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黄八丈といれば黄色い格子柄の着物を思い浮かべますが、伊豆諸島の八丈島で織られる絹織物の総称でもあります。

その柄は格子柄や縦縞のほか、ときに無地や染め分けもあり、八丈絹とも呼ばれます。色は黄色の他、樺色と黒。樺色は鳶八丈、黒は黒八丈と呼びわけたりします。

黄八丈の歴史は古く、黄紬の名で鎌倉幕府の北条市に江戸幕府には八丈絹の名で献上されて、大奥女中の着物にも愛用されました。やがて粋な町人がこの着物を愛用し始めます。男性だけでなく、娘たちは黄八丈の振袖を、妻たちは鳶八丈に黒じゅすの衿をかけて着るのが憧れでした。

黄八丈の命は、なんと行っても糸染めです。鮮やかな黄色は刈安、樺色はまだみの樹皮、黒は椎の木の樹皮で糸を染めます。島に自生する植物を使って、八丈島の自然を色にします。なお、紬糸のものはわずかで、ほとんどが生糸を用いた平織り紬です。

 

黄八丈をWikipediaで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E5%85%AB%E4%B8%88

「黄八丈」手織教室
http://www.8jyo.jp/towninfo/production/kihachi/5007.html

 

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牛首紬 石川

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牛首紬は、白山の麓の白峰村(旧名、白峰村牛首)と鶴来調で織られている紬です。

平家の落人伝説もあるこの町では、古くから養蚕と毛織りが行われていましたが、商品化されたのは江戸初期。釘にひっかけても破れないほど堅牢な紬という意味で釘抜き紬と呼ばれ、大正末から戦前にかけて、大変注目を浴びました。

牛首紬の特徴は糸にあります。繭を煮て柔らかくし、手ですくいあげた糸を何本か合わせて筋こきに通し、少し撚りをかけながら枠に巻き取ります。このような作り方の糸を座繰り糸といいます。糸をすくい上げるとき無理がないので、細くて長い、光沢を帯びた弾力性のある強い糸が紡げます。

もともと牛首紬は白紬が中心でしたが、近年は草木染めの縞紬にも味のあるものが多く見られます。さらりとした風合いでしかも腰がしっかりした紬です。

 

牛首紬をWikipediaで読む
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%9B%E9%A6%96%E7%B4%AC

牛首紬のホームページ
http://ushikubi.co.jp/

 

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置賜紬−長井、米沢、白鷹 山形

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山形県の長井、米沢、白鷹の3つの地方をまとめて置賜地方といい、この地方の紬を総称して「置賜紬」と呼んでいます。また、白鷹御召を含めて置賜紬とし、伝統的工芸品になっています。

●長井紬
長井紬は絣柄が特徴です。かつて米琉と呼ばれた紬は、長井と白鷹産の紬。紺地や濃いグレー地に白の絣柄が琉球絣に似ているのでこう呼ばれました。近年、また米琉の絣模様が注目されています。井桁絣やおおきな十字絣など、しんぷるな絣柄が多いのが特徴で、北限の絣とも言われています。

●米沢紬
米沢は、かつて長井、白鷹の紬や、最上川流域の紅花の集散地でした。江戸や京との交流が深く、全国の織りや染めを目にしていたので、完成が都会的で洗練された織物の産地として有名です。近年は紅花紬をはじめ、茜や紫紺などで染める草木染め紬が脚光を浴びています。

 

長井市
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E4%BA%95%E5%B8%82

米沢市
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E6%B2%A2%E5%B8%82

白鷹市
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%B7%B9%E7%94%BA

 

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