刺繍

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刺繍のきものといえば、特別豪華で贅沢なものという印象が強いのですが、刺繍の帯は気軽に締められるのがうれしいところです。必ずしも豪華な意匠、地が見えないほどの縫いではなく、ポイント刺繍や季節の風物をささやかにあしらっただけであっても、華やいだ気分になります。

染め帯のように季節感を楽しめる事に加え、絹糸で丹精込めて繍い取ったつややかさやぬくもりが刺繍帯の魅力となっています。 菅繍い、相良繍い、まつり繍いなど100種類を超える技法があります。

その技を駆使して、季節感あふれる意匠や物語からイメージをふくらませた模様など、個性が帯に表現されています。 刺繍帯は名古屋帯に仕立てられて、洒落帯として締めることが多いのですが、袋帯に刺繍を施した豪華なものもあり、こちらは留袖や訪問着などにも締められます。

日本刺繍をWikipediaで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%88%BA%E7%B9%8D

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組み

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糸で構成される衣服は、織物、編物、組物の三つに分けられます。
織物は径糸と緯糸の90度の出会いによって生まれ、編物は一本の糸をループ状に綴り、組物は径糸だけを45度の角度で左右から組み合わせて作ります。

きものや帯は径糸と緯糸で構成された織物がほとんどですから、組紐の技術を応用して、径糸だけで作る組帯はとても珍しいものです。
組みの技術は飛鳥から奈良時代にかけて、中国や朝鮮半島から伝わった技術で、法隆寺に伝わる唐組の組帯には矢羽根文様が表されています。

しかし、今のような八寸幅の組帯は、戦後になるまで作られたことはありませんでした。組帯は、糸の一本ずつに「玉」と呼ばれる錘をつけ、玉を動かすことで、さまざまな模様を組んで作ります。

帯の模様がシンプルなのでどんなきものにも合わせやすく、また単衣の季節にも締められる利用範囲の広い帯です。

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涼しく吸湿性のある麻の帯は、盛夏のカジュアルなお洒落に欠かせない帯です。 麻の帯も、越後や沖縄、能登など、麻のきものの産地で織られ、帯用の糸はきもの用より太く紡ぎ、精錬を少し控えてざっくりした感じを出します。

高級な麻の帯は、きもの同様、手績みの糸を使って手機で織られますが、最近は自動織機で織った麻の帯が、手頃な価格でたくさん供給されています。 麻の帯は織り帯より染め帯が多く、涼しげな生成り地や白地に、墨描きや藍色、ときに華やかな色を使って、秋草や夏の風物を手描きしたものが多く見られます。

手織りの麻帯は名古屋帯に仕立て、夏大島や上布、縮のきものに、機械織りの名古屋帯は手頃な麻のきものや絞り、絹紅梅、綿絽、綿縮などの高級浴衣に合わせます。半幅帯は普段の浴衣に締めて、さっぱりとした夏の風情を楽しみます。

麻の着物についてYahooQ&A
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12105887512

麻の着物を洗濯する
http://ameblo.jp/hannaryan/entry-10635181790.html

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羅は中国から5世紀頃に伝来し、正倉院裂にも見え、奈良・平安の貴族たちの格調高い夏の衣服の素材として愛用されました。この時代の羅は、非常に高い技術で織られていましたが、応仁の乱後に衰退して、14世紀の羅は荒い織物でした。戦後、西陣の喜多川平朗氏が古代以来の羅を体系立てて復元し、昭和31年に重要無形文化財保持者の認定を受けています。
羅は搦み織りの一種で、太撚りの絹糸を用い、振綜という径糸を自在に動かせる装置を備えた機で織ります。一本の径糸が左右の径糸と捩れ、そこに緯糸を通して搦みを固定し、網目状のすき間をつくります。
袋名古屋帯が多く、6月下旬〜9月上旬を目安に締めます。正倉院御物を再現したような羅は格式が高く、絽や紗の訪問着や付け下げに合わせます。これとは別に、一般的に荒い網目状の織物を羅と呼ぶことが多いのですが、こちらは芭蕉布や上布、藍絞りなどにも合わせます。

羅をWikipediaで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%85

羅・紗・絽の違い 夏のコーディネイト
http://blog.goo.ne.jp/jizaiyasakurako/e/f082d9d0c29c96fef8599fa39081a712

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もっとも暑い時期、盛夏(7、8月)に締めるのが紗の帯です。

紗織りは緯糸が一本通るごとに、二本一組の径糸が機の足踏みの操作で捩られてすき間を作り出す、搦み織りです。こうして織られた紗は布一面にすき間があり、涼しげな織りになります。なお、絽織りはこの紗から派生しました。

紗の織り模様は紋織りで表されることが多く、緯糸を端から端まで渡し、柄部分だけが表面に現れるようにした絵緯か、模様の部分にだけ緯糸を織った縫い取りで織り出します。
紗は、中国では7世紀頃から発達し、日本にも奈良時代に伝わり、平安時代になると、貴族たちは京の暑さをしのぐ貴重な素材の一つとして、紗を愛用しました。

紗の帯は、袋帯と名古屋帯が織られています。袋帯は模様のボリュームや金銀糸の入り方によって、盛夏の礼装に締めます。名古屋帯は、絽や紗の付け下げや小紋、夏大島などに合わせます。

紗をWikipediaで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%97

着物、季節早見表
http://www.kimono-h.com/hayami.html

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