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絽織りは、帯やきものに用いられる夏の代表的な織物。紗と平織りを組み合わせた搦み織りで、涼しげな雰囲気が特徴です。素材は絹をはじめ木綿(綿絽)やポリエステルも。

絽織りの透ける部分を絽目といいますが、この絽目を何本置きに作るかで、三本絽、五本絽などと呼び分けます。また、絽目が緯に通ったものを緯絽、径に通ったものを径絽、平織りを入れたものを平絽、絽織りと綴織りを併用したものを絽綴。縮緬地を絽織りで織ったものは絽縮緬など、織り方の種類が豊富です。

絽の帯にも織り帯と染め帯がありますが、細い絹糸で文様を織り出した絽長絹袋帯がもっともフォーマル度が高く、絽綴や絽の染め帯は柄ゆきによって、セミフォーマルや趣味的な装いに使います。 なお、絽の帯を締める時期は、6月中旬〜9月初旬が基準。

涼しげに見せるのが夏のきもの姿の特徴ですから、流水や水鳥、秋の風景や秋草を織り出してあります。

絽をWikipediaで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%BD

意外と知られてない絽の話し
http://tabikaratabi.pro.tok2.com/page277.html

7月に絽や紗でない単衣はおかしいでしょうか
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2013/0607/597743.htm?g=07

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全国各地にある紬の産地では、きものだけでなく帯も織られています。とくに、置賜紬、結城紬、信州紬、郡上紬などやや厚手の紬の産地は帯作りが得意。また、手紡ぎの糸を植物染料で染め、手織りする紬作家たちも帯を手がけています。

結城紬をはじめ高級な紬帯は手紡ぎ糸を用いますが、ざっくりとした野趣のある紬帯を作るためには糸を太く紡ぎ、くず繭を混ぜてわざと節を作り出すこともあります。

紬の帯は、普通、袋名古屋帯に織られていて、お太鼓の部分を引き返してかがり、て先を20センチほどかがっただけの松葉仕立てにします。帯芯をいれずに仕立てるので、軽くて締めやすいのが特徴です。

紬帯には、織り帯だけでなく染め帯もあります。紬の織り帯より紬の染め帯のほうが趣味性が高いといわれますが、染めだからといって後染めの紬のきもののように、セミフォーマルにはなりません。どちらにしてもあくまで気軽に締める帯です。

紬をWikipediaで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%AC

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博多織

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博多織は大陸からの渡来人の手で独特の浮き織りの技術が伝えられ、その技術をもとに江戸幕府ができる直前に始められ、昭和51年6月には西陣織より三ヶ月遅れて伝統的工芸品に指定されています。

様式化した華皿と独鈷(密教の法具のひとつ)の連続模様に縦縞を配した柄は、江戸幕府ができて以来、福岡藩黒田氏が献上し続けた帯柄で、博多献上と呼ばれています。ほかに、無地感覚のものや花柄のものなど、現代的な博多織も見られます。

締めたとき、キュッと絹鳴りのする博多帯は、径糸を細く密に緯糸を太くして強く打ち込んだ、張りのある地厚の織物です。締めやすく、くずれない帯、着る人をしゃっきりとみせる帯として、江戸時代から定評があります。

浴衣用の帯としては半幅帯がおなじみですが、袋帯は酒脱な柄の江戸小紋などに、袋名古屋帯は小紋や紬などに。絽や紗の博多献上は、上布や縮に合わせて締めたい帯です。

博多織をWikipediaで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%9A%E5%A4%9A%E7%B9%94

博多織工業組合
http://hakataori.or.jp/

博多織イメージ 1-thumb

 

 

 


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綴織は古代から世界各地で織られ、エジプトにはコプト織り、中国には刻糸、フランスにはゴブラン織があります。日本でも正倉院裂や秀吉の陣羽織に綴織が見えますが、これらは外来品で、国産化されたのは江戸中期、西陣でのことでした。

現在は、ジャガード機で織った綴が多くなりました。一方で、織り手の削った爪先や櫛で緯糸を掻き寄せて織る「爪綴(本綴)」も織られています。多色づかいの爪綴は一日に一寸くらいしか織り進められない美術工芸品のような織物です。

綴織は平織りで、径糸の下に置いた実物大の下絵に従って、一色ずつ手投げ杼で緯糸を通します。地の部分を織り出す緯糸と模様を織る緯糸を別々に織り進めるので、その境目に「把釣孔」という小さな隙間ができます。と、同時に表裏とも同じ模様が現れるのが特徴です。
帯のほか、袱紗や壁掛け、緞帳などに用いられます。

 

 

 


唐織

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まるで刺繍を施したように見える織物が、唐織(唐錦)です。唐という字が使われていますが、16世紀後半に明の緯錦の技法が伝わり、以来、京都西陣で織られています。
当時は、将軍など限られた人の装束や能装束として用いられました。今でも、能の女役の上着類は見事な唐織です。

■空引機からジャカード機へ
唐織をはじめ錦織(本佐賀錦と爪綴を除く)は、長い間、中国から伝わった手織りの空引機(織り手とは別の人が機の上で操作し、共同で織る)に改良を加えながら織られていましたが、明治初期にヨーロッパからジャカード機(紋紙によって織り出す自動織り機)が伝えられて飛躍的に生産量が伸びました。

■唐織の工夫
唐織の特徴は、模様になる色の絵緯糸に滋賀県産の達磨糸という良質の手引き糸を使うこと、地糸を濡らしておる事です。濡らして織ると目のつんだ(打ち込みのよい)帯地ができ、色糸で織った絵模様がより浮き上がって見えるからです。

唐織とは About textiles
http://www.orisyoyamaguchi.com/orisyo-q.html

唐織の妙
http://www.ykya.co.jp/ykh/ykhtale/27karaori.htm

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