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全国各地にある紬の産地では、きものだけでなく帯も織られています。とくに、置賜紬、結城紬、信州紬、郡上紬などやや厚手の紬の産地は帯作りが得意。また、手紡ぎの糸を植物染料で染め、手織りする紬作家たちも帯を手がけています。

結城紬をはじめ高級な紬帯は手紡ぎ糸を用いますが、ざっくりとした野趣のある紬帯を作るためには糸を太く紡ぎ、くず繭を混ぜてわざと節を作り出すこともあります。

紬の帯は、普通、袋名古屋帯に織られていて、お太鼓の部分を引き返してかがり、て先を20センチほどかがっただけの松葉仕立てにします。帯芯をいれずに仕立てるので、軽くて締めやすいのが特徴です。

紬帯には、織り帯だけでなく染め帯もあります。紬の織り帯より紬の染め帯のほうが趣味性が高いといわれますが、染めだからといって後染めの紬のきもののように、セミフォーマルにはなりません。どちらにしてもあくまで気軽に締める帯です。

紬をWikipediaで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%AC

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信州紬 – 上田紬・飯田紬 長野

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信州は越後と並ぶ紬の宝庫です。江戸初期、信州の各藩が養蚕を奨励したことから、信州全域は一軒に一紬といわれるほど紬の産地になりました。明治以降は紬の生産が下火になりましたが、戦後、再び生産が活発になり、今では上田、飯田、松本、伊那、岡谷をはじめ、27の市町村で織られ、昭和50年に信州紬として伝統的工芸品に指定されています。

伝統的工芸品に信州紬とは、縦糸に真綿の手紡ぎ糸、生糸、玉糸、山繭糸のどれかを使い、よこ糸に玉糸か真綿の手紡ぎ糸を手投げ杼で織ったもの、絣柄は手括りによるものをいいます。

養蚕が盛んだった伝統から、信州紬は糸に対するこだわりが強く、紬糸のバリエーションが豊富です。わけても山繭紬は信州紬ならではのもの。染色には草木で染めた糸もよく用いられます。織り柄は格子と縞が中心です。また、信州には糸染めから手織りまでを一人で手がける染織り作家も多く在住しています。

●上田紬
大島、結城と並んで、江戸時代は日本3大紬として一世を風靡した上田紬。井原西鶴の著作にもその名前が見え、300年の歴史を持つ紬です。打ち込みがしっかりしたこの紬は、裏地を3度変えるほど着ても丈夫なことから、三裏紬ともいわれました。現在、手織りと機械織りの紬がありますが、手織りは伝統の技法を生かした縞と格子柄、機械織りは現代的な絣柄が中心。手織りの上田紬は、経糸に絹糸、よこ糸に手紡ぎ糸を使います。

●飯田紬
飯田では長い間、手引き糸を各地に出荷していましたが、自家用紬として織り続けられていた紬が商品化されたのは上田紬よりずっとあとで、幕末の頃。飯田格子という名が出来るほど、柔らかな味わいの格子柄が人気を呼びました。現代の飯田紬は、柄より織り味を重視して、手紡ぎの節糸などをいかしたぼかしのあるものが多くみられます。

 

信州紬をWikipediaで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%A1%E5%B7%9E%E7%B4%AC

日本の伝統工芸士
http://www.kougeishi.jp/list_by_kougeihin.php?kougeihin_id=6

 

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