組み

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糸で構成される衣服は、織物、編物、組物の三つに分けられます。
織物は径糸と緯糸の90度の出会いによって生まれ、編物は一本の糸をループ状に綴り、組物は径糸だけを45度の角度で左右から組み合わせて作ります。

きものや帯は径糸と緯糸で構成された織物がほとんどですから、組紐の技術を応用して、径糸だけで作る組帯はとても珍しいものです。
組みの技術は飛鳥から奈良時代にかけて、中国や朝鮮半島から伝わった技術で、法隆寺に伝わる唐組の組帯には矢羽根文様が表されています。

しかし、今のような八寸幅の組帯は、戦後になるまで作られたことはありませんでした。組帯は、糸の一本ずつに「玉」と呼ばれる錘をつけ、玉を動かすことで、さまざまな模様を組んで作ります。

帯の模様がシンプルなのでどんなきものにも合わせやすく、また単衣の季節にも締められる利用範囲の広い帯です。

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