刺繍

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刺繍のきものといえば、特別豪華で贅沢なものという印象が強いのですが、刺繍の帯は気軽に締められるのがうれしいところです。必ずしも豪華な意匠、地が見えないほどの縫いではなく、ポイント刺繍や季節の風物をささやかにあしらっただけであっても、華やいだ気分になります。

染め帯のように季節感を楽しめる事に加え、絹糸で丹精込めて繍い取ったつややかさやぬくもりが刺繍帯の魅力となっています。 菅繍い、相良繍い、まつり繍いなど100種類を超える技法があります。

その技を駆使して、季節感あふれる意匠や物語からイメージをふくらませた模様など、個性が帯に表現されています。 刺繍帯は名古屋帯に仕立てられて、洒落帯として締めることが多いのですが、袋帯に刺繍を施した豪華なものもあり、こちらは留袖や訪問着などにも締められます。

日本刺繍をWikipediaで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%88%BA%E7%B9%8D

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訪問着

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”未婚・既婚を問わず着られる絵羽模様の社交着”

 

訪問着は色留袖の次にフォーマルで、おしゃれの要素を併せ持った準礼装の着物です。

 

■訪問着はビジティングドレス

英語のビジティングドレスと同格の着物として明治時代に「訪問着」と名づけられたのが訪問着です。公式な訪問用、社交着でしたから、昔は三つ紋をつけました。
現在では、さらに略式にして一つ紋を付けたり、紋を省略して仕立て、披露宴やパーティー、見合いや結納、茶会などに、未婚・既婚を問わず着られる着物です。

 

■訪問着の生地と文様

縮緬、綸子、緞子、羽二重、紋意匠、紬、絽、紗などの生地に、絵羽模様で肩、袖、裾、または全体に文様を置いたものなどさまざまです。
絵羽模様をつけるには、まず白生地を袖丈、身丈に裁ち、着物の形にざっと仮仕立てをします。仮仕立てをした白生地に下絵の模様を描き、ほどいて再び一枚の布に粗く塗ってから、友禅染やろうけつ染めなどで下絵のとおり染めます。伝統的な古典模様をはじめ、抽象的な現代柄まで多種多様。染色作家の個性を生かして描かれた作家ものの訪問着も多く見られます。
裾回しは表地と同じ生地にし、表の文様に関連した絵柄を染める場合もあります。

 

■訪問着のコーディネート

訪問着にあわせる帯は留袖同様、袋帯を用います。クラシックな着物には古典模様の帯を。現代調の着物には、着物の邪魔をしない帯を選ぶといいでしょう。
訪問着は当初、下着を合わせて着た着物なので、比翼仕立てにするか伊達衿を合わせて着ますが、訪問着の文様や着る人の好みで伊達衿をあわせずに着ることもあります。
袖口や振りから見える長襦袢は以外に目立ちます。白地や薄い色の訪問着は長襦袢の色が映らないように、着物より薄い色の長襦袢を合わせます。一般的には薄いピンクや水色、藤色などの綸子のぼかしか無地が無難でしょう。
帯揚げはぼかしや絞り、箔置きの淡い色の上品なもの。帯締めも薄色に金糸などを使った平組のものがよく合います。